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Israel – Palestine Conflict: Understanding Both Sides (Japanese)

Israel – Palestine Conflict: Understanding Both Sides (Japanese)

ご質問・ご要望がありましたらお気軽にご連絡ください。

〔夏季プログラム〕

中東(Middle East)とはイギリスが植民地獲得競争の過程で定義した概念であり、日本は極東(Far East)の一番東側に位置する。このように地政学的にも、宗教、文化的にも遠く離れたイスラエルやパレスチナのことを私たちはどれだけ知っているだろうか。

中東地域は長く複雑な歴史がある。民族や宗教、その他、島国の日本に住む私たちが想像も出来ないような様々なファクターが複雑に作用し、現在の「イスラエル・パレスチナ問題」と呼ばれる状況が生じている。

日本では、中東情勢の報道、情報や文献にふれる環境や機会もあまりなく、二次、三次情報を前提とした、多少バイアスのかかった知識だと気づかず議論する事も少なくない。このプログラムでは、持続的な平和をどう構築するかということに重点を置き、実際にイスラエル、パレスチナそれぞれに帰属し、そこで暮らしている人々が、現在起こっている領土問題の課題や衝突の「リアル」を、実践的知識、経験を踏まえ提供する。それに加え、個人的な旅行では訪れることが困難な分離壁やユダヤ人入植地、イスラエル国内のアラブ人集落等へのスタディーツアーを組み合わせ、受講者がそれぞれの環境で暮らす、多様な人とミーティング・ディスカッションをする機会も設けている。

単純に「イスラエル・パレスチナ問題」というふうにラベリングされた問題として捉えてしまうと、いささか静的(スタティック)に見えるが、本来この「問題」と捉えられる事象は動態的である。多様なレイヤーからの講義や話を聞き、さらにスタディーツアーも通じ五感でフィールドに飛び込む事で、重層的かつ動態的なこの問題についての理解の一助になるのではないか。

本プログラムを通じ、このテーマに関心があるすべての専門家、学生、教員にとって、さまざまな要素から構成されるこの問題を「新たな」知見をもって考える機会になれば幸いである。

*最少遂行人数:15名



こんな人にお勧め! 

  • イスラエル・パレスチナ問題を多角的に考察できるようになりたい
  • ハイレベルな英語での超集中型講義を通じて、徹底的に英語力を鍛えたい
  • 紛争問題のリアリティを当事者に聞き、本質を捉えたい
  • 日本人として何ができるか、を考えたい
  • 旧約聖書の世界をイスラエルで体感したい
  • 将来、平和構築や国際協力分野で活躍したい
  • 個人では行くことが難しい場所を自分の目で視察したい
  • 当事者と議論がしたい
  • 同じ問題認識を持つ仲間と出逢いたい
  • どっちみちイスラエルに旅行するなら、グローバル人材としての素養を養いたい
  • 他のスタディーツアーでは味わえない、ガリリーオリジナルのプログラムに参加したい

*プログラム前後にご自身の責任でイスラエル国内を旅行して頂くことも可能です。


講義のカリキュラム

  • Israeli Society: Sociological Structure, Trends and Prospects 
    (イスラエルの社会:社会構造、傾向、展望)
  • Zionism and the Realisation of the State of Israel
    (シオニズムとイスラエル建国までの過程)
  • War of 1948 and the Palestinian Refugee Crisis
    (1948年戦争とパレスチナ難民問題)
  • The Arab / Palestinian Citizens of Israel
    (イスラエルのパレスチナ人)
  • Israel and the Palestinians : Longtime Dispute
    (イスラエルとパレスチナ:終わらない紛争)
  • Oslo Accord - an Insider’s View
    (オスロ合意―当事者の視点から―)
  • Religion and Democracy in Israel - Friends or Foes?
    (イスラエルにおける民主政治と宗教)
  • Elections, Political Parties and the Security Agenda
    (イスラエルの政治―選挙、政党、安全保障政策―)
  • Palestinian Perspective on the Peace Process
    (パレスチナの視点から考える和平プロセス)
  • The importance of Religion in the Middle East
    (中東地域における宗教の重要性)
  • Hamas against Fatah- the Internal Palestinian Struggle
    (ハマスとハタファの争いーパレスチナ内での闘争―)
  • Two Complementary Views on Making Peace
    (平和構築への二つの視点)

スタディーツアー

  • 神殿の丘
  • エルサレムの分離壁
  • ユダヤ人入植地(NGO団体Rootsとの対談)
  • Jisr az Zarqa(イスラエル・アラブの村)
  • ホロコースト博物館
  • Centre for Humanistic Education(Lohamai Hagetaotキブツ)
  • ジェリコ農産加工団地
  • 死海
  • イスラエル外務省
  • ガリラヤ湖・ゴラン高原

*カリキュラムとスタディーツアー場所は過去の例であり、プログラム年度、現地状況により内容が予告なく変更されることもあります。詳細につきましては、担当者にお問い合わせ下さい。


参考リンク


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